やさしく読める英語ニュース
科学
2023/03/27-
H3ロケット、打ち上げ後に自爆
H3 rocket self-destructs after launch
-
H3 rocket self-destructs after launch
Japan’s H3 rocket self-destructed minutes after lifting off on March 7, the Japan Aerospace Exploration Agency said.
JAXA said that after lift-off, the rocket’s second-stage engine did not ignite, so controllers ordered it to self-destruct.
The rocket had lifted off from the Tanegashima Space Center on Tanegashima Island, Kagoshima Prefecture.
JAXA* has been developing the rocket with private companies to reduce prices for its launch services.
和訳
H3ロケット、打ち上げ後に自爆
日本のH3ロケットが3月7日に離陸後数分で自壊させたと、宇宙航空研究開発機構が発表した。
JAXAによると、打ち上げ後、ロケットの第2段エンジンが点火しなかったため、管制官が自爆を命じたという。
このロケットは鹿児島県種子島にある種子島宇宙センターから打ち上げられた。
JAXAは民間企業と共同で、打ち上げサービスをより安価に提供できるロケットの開発を進めている。
*****************************************
JAXA (Japan Aerospace Exploration Agency) 宇宙航空研究開発機構
宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う国立研究開発機法人。
キーワード
self-destruct | 自爆する |
---|---|
launch | 打ち上げ |
lift off | 打ち上げられる |
the Japan Aerospace Exploration Agency | 宇宙航空研究開発機構 (=JAXA) |
ignite | 点火する |
controller | 管制官 |
reduce | 削減する、減らす |
- |この記事の音声、印刷は
こちらからどうぞ|
科学の
やさしく読める英語ニュース
-
提供:理化学研究所
- スーパーコンピュータ「富岳」が本格運用開始
- スーパーコンピュータ「富岳」が本格運用開始 新型コロナウイルス(Covid-19)の治療法を見出す競争に、とても心強いパートナーが現れた。日本のスパコン「富岳(ふがく)」だ。 富岳は新型コロナウイルス感染症の研究を目的として去年4月から低容量で運用を行ってきた。 3月9日、富岳は、健康管理、防災、エネルギーや持続可能性などの研究を促進することを期待して、本格運用が始まった。 このスパコンは理化学研究所(理研)と複数の企業によって開発された。1秒間に44.2京回の計算をすることができる。
-
写真提供:Photo AC
- 近畿大学、世界で初めて二ホンウナギの養殖に成功
- 近畿大学、世界で初めてニホンウナギの養殖に成功 近畿大学がニホンウナギを仔魚(しぎょ)から育てることに成功したと発表した。 二ホンウナギを人工的にふ化させ養殖することに成功したのは、大学としてはこれが世界初となる。 大阪府にある同大学は、商品化できるニホンウナギの「完全養殖」を実現させたい、としている。 今では国際的に絶滅危惧種となっている。
-
写真提供:Photo AC
- 地質学者、「モナ・リザ」が描かれた場所の手掛かりを発見
- 地質学者、「モナ・リザ」に描かれた場所の手掛かりを発見 数百年もの間、「モナ・リザ」に描かれたのはどこかが謎だった。 地質学者でイタリア・ルネッサンスの専門家でもあるアン・ピッツォルッソさんは、その場所を特定したと主張している。 それは北イタリアのコモ湖に面した小さな町、レッコだ。レッコ特有の石灰岩の岩層が、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画(「モナ・リザ」)の背景に描かれている風景のものと一致すると彼女は言う。 美術史家マイケル・デイリーさんは、彼女の発見は非常に説得力があると述べている。
-
写真提供:Photo AC
- ネアンデルタール人が描いた世界最古とみられる洞窟壁画
- ネアンデルタール人が描いた世界最古とみられる洞窟壁画 ネアンデルタール人は世界で最初の芸術家であったかもしれないという新しい研究報告がなされた。 研究者たちはスペイン南部の洞窟で赤色顔料を見つけていた。彼らはこの赤色顔料が絵画に使われていたのではないかと考えている。 これらの絵画は6万5千年前にネアンデルタール人が描いたものだという。当時、まだ現生人類はいなかった。 ネアンデルタール人は、これまで考えられていたよりもっと有史以前の人間に近い存在だったのかもしれない。
- Top
- やさしく読める英語ニュース
- H3ロケット、打ち上げ後に自爆